2019/05/08
今日は新緑栄える素晴らしい快晴のもと、本堂にて月遅れの「花まつり」が行われました。
160名程の園児が皆手を合わせ、「おまいりのとなえ」を唱えました。
少子高齢社会・人口減少社会・限界集落・地方都市消滅等叫ばれる寂しい限りの昨今、新たなる時代「令和」を迎え、21世紀を背負って立つ子どもたちのために、精進してまいりたいと思います。





◇◆一言法話◆◇
この時期、各地では、お釈迦様のご生誕を祝う釈尊降誕会(花まつり)が開催されます。
お釈迦さまは、今からおよそ2500年前、現在のインド国境に近いネパールの地、ルンビニーの花園でお生まれになりました。
日本最古の開催は、日本書紀によれば、推古天皇14年(西暦606年)4月8日に元興寺で催された斎会とされ、以来約1400年の歴史があります。
伝説では、お釈迦様が誕生された時、龍が甘露を降らせてご生誕を祝い、この甘露がお釈迦様の産湯として使われたとされます。
荘厳された花御堂の中で、甘茶を満たした灌仏桶の中央へ安置したお釈迦様の誕生仏像に、柄杓で甘茶を掛けてお祝いするという、灌仏会とも呼ばれる風習は、この伝説に基づいたものです。
この永きにわたり受け継がれてきた降誕会を機縁として、お釈迦さまの誕生をお祝いすると同時に、「かけがえのない命の尊さ」に改めて眼を向け、私たち一人ひとりが正しく生きることをお誓いする日にしたいものです。
(曹洞禅メルマガより引用)